Aerial view of the wetlands and a billabong near Darwin.

​ダーウィンの歩き方 | ノーザンテリトリー、オーストラリア

ヨーロッパ、アジア、また先住民の影響が融合した魅力的な歴史があるダーウィンへの旅行は、オーストラリアの休暇では必須です。

ショッピング、バー、ダイニング体験などモダンでコスモポリタンな街を探索したいですか?リッチフィールドやカカドゥのようなダーウィンからほど近いの国立公園で、この地域の様々な野生動物やアドベンチャーアクティビティを体験してみるのはどうですか?ノーザンテリトリーで楽しむことができる最高の食事に舌鼓を打ってみてはどうでしょう?ダーウィンはあなたにぴったりです。

ダーウィンには有名な歴史があり、リラックスしたオーストラリアのライフスタイルに最適な場所が残っています。ダーウィンへの旅行者はフレンドリーな地元の人々、美しい景色、オーストラリアの最もエキサイティングな場所ならではのコスモポリタンな雰囲気に良い意味で驚くでしょう。

ダーウィンの地図を見てみれば、オーストラリアの北部の首都には、街の中も郊外の両方にたくさんするべきことがあるのがわかります。

 

いくつかの重要な事実

  • 国内の他の州から、または海外からダーウィンへの飛行機での旅は簡単です。ダーウィンのモダンで設備の整った空港へはオーストラリアの主要空港やシンガポール、クアラルンプールなどの国際空港からたった数時間です。
  • 天候は一年を通し暖かく、平均温度は30度です。
  • 毎年開催される Darwin Lions Beer Can Regatta は、世界でも唯一のビール缶を使ったレガッタレースです。参加者はボートやヨット、その他の船を浮くようにビール缶で作ります。売上金はたくさんの地元や国の慈善団体へと寄付されます。
  • ダーウィンはかつての船員仲間でありイギリスの進化論学者チャールズ・ダーウィンを称えてJohn Lort Stokes中尉によって命名されました。しかしチャールズ・ダーウィンはその地を訪れたことがありませんでした。
  • ダーウィンには激動の歴史があります。この街は第二次世界大戦時に大規模な爆撃を受けました。そして1974年のクリスマスにはサイクロン・トレイシーで壊滅しました。しかし、それでも街の人々の魂が負けることはありませんでした。ダーウィンではいつでも笑顔に出会うことができます!

以下が5つの必見スポット、トップツアー、自身で行う旅行とダーウィンでするべきことに関する情報です。

5つの必見スポット

ノーザンテリトリー博物美術館

ダーウィンでの冒険で最初のスポットは ノーザンテリトリー博物美術館です。このダーウィンの主要アートギャラリーは最高のアボリジニーアートや、彫刻、絵画、狩猟用具、楽器などオーストラリアならではの作品を展示しています。彼らが培ってきた創造的な工程を見たり、ユニークなアボリジニーアートについて学びましょう。

また重要な港として機能している臨海都市ダーウィンの歴史やオーストラリアの最も近い隣国、東南アジアの実情に迫りましょう。オーストラリアの最も壊滅的な自然災害の一つであるサイクロン・トレイシーについて学びましょう。そしてここで最も人気の5mにも及ぶイリエワニの「スウィートハート」と一緒にセルフィーでも撮りましょう。彼女はあなたを食べたりしません…すでにお腹いっぱいになっています!

ディフェンス・オブ・ダーウィン・エクスピリエンス

またダーウィン・ミリタリーミュージアム や ダーウィン軍事博物館としても知られているこの場所は、街でも必見の軍事スポットであり、戦時中の重要な役割について語っています。たくさんの海外からの旅行者や地元の人々でさえも、第二次世界大戦でこの街が担った役割を知らないのです。

1942年にダーウィンは日本の空軍により大規模な襲撃を受け、街の半数以上の住民が移住を余儀なくされました。どのようにこの街が連合軍を助け、戦争に勝ったか見てみましょう。

ミンディルビーチとミンディルビーチ・サンセット・マーケット

ミンディルビーチ・サンセット・マーケットは、地元の人々だけでなく旅行者にも必見スポットです。5月から10月までミンディル・ビーチで木曜日と日曜日に開催されており、旅行者が食事を楽しんだり、地元のアートや工芸品を見てまわるのに最適です。

地元のストリートパフォーマーやマジシャンで賑わう中、たくさんの屋台を見て廻りましょう。全て有名なダーウィンの夕日をバックにしています。長い1日のおわりにはSari Rasa Sateでインドネシアのバーベキューを楽しみましょう。もしくはRoad Kill Caféでカンガルーやバッファロー、クロコダイルバーガーに挑戦してみてもいいでしょう!

ミンディルでなくてもNightcliff, Parap や Rapid Creek Marketsなど様々なダーウィン・マーケット があります。クロコダイルの歯でできたネックレスをノーザンテリトリーからのお土産にするのもいいでしょう!

 

ウェーブラグーンとダーウィン・ウォーターフロント

オーストラリアのトップエンドに行ったことのある人なら、この地域が年中暑いことを知っているでしょう。ダーウィンの街のウォーターフロントにあるウェーブ・ラグーンは必見です!

人口の波が楽しめるラグーンではクロコダイルや危ない動物から守られた状態で波と遊ぶことができます。ダーウィン・ウォーターフロントのカフェやバー でゆっくり休んで、地元のビールや新鮮なジュースを楽しみましょう。

ジョージ・ブラウン植物園

ダーウィン中心部の北には、1世紀前からの地元の動植物の展示があるダーウィンのジョージ・ブラウン植物園があります。この植物園では 繊細にバランスがとれた地元のエコシステムについて学ぶことができます。

足が重くても心配はいりません!セグウェイツアーに参加してダーウィンの植物園を手軽に楽しみましょう。もしくはEva's Botanic Gardens Caféでおいしい軽食でリラックスするのもいいですね。

 

トップツアー

アウトバック・水上飛行機アドベンチャー

オーストラリアの人里離れた北部で滑走路もなしにどうやって水上飛行機が着陸するのでしょうか?おそらく想像つくとは思いますがアウトバック・水上飛行機アドベンチャーに参加すると答えはみつかるでしょう。

この地元の交通機関の重要な側面が、ダーウィンの歴史と密接に関わっているのかを見てみましょう。熟練かつ経験豊富なパイロットがラグーンに着陸する際にはシートベルトを締めましょう!

エシカル・アドベンチャーNT

ダーウィンは、貴重な未開の荒野に隣接しています。エシカル・アドベンチャー NTによるとゲストは単に旅行者だけではありませんがアドベンチャーと発見を楽しく行うことができるとのことです。リッチフィールド国立公園に出向いたりフォッグ・ダムの野生動物を見たりベリー・スプリングスで泳ぐなどフレキシブルなツアー日程で自然環境について学びましょう。さらにツアーはホームメイドの食事やドリンク込みです。エシカル・アドベンチャー NTはTripAdvisorでのアウトドアアクティビティーでナンバー2にランクインしています。

湿地クルーズ –コロボリー・ビラボン

ダーウィンではアクティビティがたくさんあるので、疲れた足を癒したい方、この地域の最も美しい自然の景色を楽しみたい方は コロボリー・ビラボン・湿地クルーズに参加をしてみてはいかがでしょうか。

ここはメアリー川湿地帯の一部であり、この地球のどこよりもたくさんのイリエワニの生息地であるので触れるくらいにまで近づくこともできます(実際には触らないでください!)−コロボリー・ビラボンはまた素晴らしいアドベンチャーツアーであり、過去3年連続でTripAdvisorのエクセレンス認証を受賞しています。

セイル・ダーウィン

少し大きめの船に乗って出かけたい気分ですか?それならセイル・ダーウィンの豪華な50フィートの船に乗って海に出ましょう。

Champagne Sunset Sail でくつろいだり、ティウィアイランドのアボリジニーコミュニティーを訪れ伝統的な先住民の慣習について学びましょう。ダーウィンの水辺で釣りもできる快適な船を楽しむほど素晴らしいものはありません。

自身で旅行する

車をレンタルして自身で行く旅行がお好みであれば、ダーウィンとその周辺には素晴らしい散策路や自然公園、キャンプ場や自然の驚異などたくさんあります。以下がその中でもお勧めのオプションです。

リッチフィールド国立公園とベリー・スプリングス自然公園

旅行というと、どうしてもアクティビティやアドベンチャーに偏りがちですが、時にはきちんとリラックスすることも必要です。ベリー・スプリングス自然公園は元々軍事基地でしたが改装され、クールダウンやリラックスするのにぴったりの美しい公園の一つとなりました。それにここはダーウィンからも遠くはありません。

またこの公園は通常5月から11月までオープンしていますが、日付は変わることもあります。車にたくさん水を詰め込んでダーウィンからベリー・スプリングスへとたった1時間の旅へと出発しましょう。ピクニックの気分でしたらTommo's Pies でランチを買ってダーウィンを発ちましょう。ここは素晴らしいオーストラリア料理のテイクアウトを提供しています。ピクニックバスケットを忘れてしまったとしても心配はいりません。ベリー・スプリングスには素晴らしいキオスクもあります。

ベリー・スプリングスには水泳に最適な新鮮なウォーターホールや家族連れにもぴったりなピクニックエリアがある様々な 散策路などがあります。泳ぎに行く際には、そのウォーターホールが利用可能であるか標識を再確認しましょう。このエリアは雨季の激しい降雨後には恐ろしいワニ が出ることで知られています。一応ワニは地元管理局が速やかに除去することにはなっています。しかしトップエンド近辺の水辺では常にクロコダイルに気をつけるようにしてください。泊まりでの旅を希望であればベリースプリングスキャラバンパークは常に人気のオプションです。翌朝にリッチフィールドに行きましょう。

リッチフィールド国立公園には、世界で最も美しい湿地や滝、野生動物、岩の層があります。またダーウィンからリッチフィールド 国立公園までの距離は大体120kmなので十分時間がなくても日帰り旅行が可能です。

バレー・ロックホール の自然のウォーターホールで涼んだり、フローレンス滝の下でしぶきを上げて遊んだり、ワンギ滝でリフレッシュ休憩をとってもいいですね。 リッチフィールドの汚れなき自然の美しさに囲まれるのです。

動物好きであれば自然工学に基づく2mにも及ぶ有名なマグネティック・ターマイト・マウンズ(巨大アリ塚)はおすすめです。オオコウモリやディンゴ、エリマキトカゲなどのネイティブ野生動物の形やサイズ全てを目を凝らし、耳を澄まして観察しましょう。

Litchfield Escapesはノーザンテリトリーで最も有名なツアー会社の一つであり、たくさんの情報を盛り込んだ上に手頃な価格のツアーをダーウィン発でエアコンが効いた快適な空間で楽しむことができます。

 

カカドゥとキャサリン

ダーウィンからキャサリンまでは320kmほど離れています。ダーウィンからキャサリンまで直行することもできますが、ネイチャーズ・ウェイ・ドライブを通ってキャサリンまでの道すがらカカドゥを数日探索してもいいでしょう。この道路は舗装されたループ状であり、二輪駆動車に適しているのはもちろん、よりアドベンチャーを楽しみたい旅行者の方には四輪駆動車がおすすめです。四輪駆動車ではツイン滝やジムジム滝のような有名スポットへの荒い道でも進むことができます。

また世界で最も長い道の一つであり、アデレードへと続くスチュアート・ハイウェイを行き、アーネム・ハイウェイを左折するとマラカイ平原の美しい光景を臨むことができます。

また途中で時間があればアデレード川のSpectacular Jumping Crocodile Cruiseに参加するとワクワクすること間違いなしです。巨大クロコダイルが昼食の餌を捕まえるために水辺からジャンプする様子を見てみましょう。1時間のこのツアーは毎日行われています。

カカドゥ国立公園 はユネスコ世界遺産に登録されており、オーストラリア最大の国立公園です。ほぼ2万平方kmの面積を誇り、これはスイスのほぼ半分の大きさにもなります!この公園は自然の美しさ、またショートイヤー・ロックワラビーやブラックワラルーなどたくさんのネイティブ動物のため世界中で有名です。

この公園ではあなたの思いのまま好きなことができます。ネイチャーズ・ウェイ・ドライブ沿いには必見スポットが点在しています。ウビルで忘れることができないサンセットを体験してください。またノーランジーでは古代のロックアートを通してアボリジニーカルチャーを学びましょう。ツイン滝やジムジム滝の雷雨を見るのに、崖の上空を飛ぶのもいいでしょう。またガンロム滝壺では自然のインフィニティープールで泳ぐこともできます。また探索を1日楽しんだ後にはアイコニックなMercure Crocodile HotelやCooinda Lodgeにておしゃれにリラックスしましょう。

移動する準備ができたなら、カカドゥから南下しキャサリンまで足を伸ばしましょう。素晴らしいキャサリン渓谷があるニトミルク国立公園は必見です。

船でのクルーズに参加し壮大な渓谷の岩壁に驚嘆し、古代のアボリジニーアートをじっくり見ましょう。

もし時間があるのなら、ジャビュラ・トレイルは忘れることはできない5〜6日の散策になります。ニトミルク渓谷からLeliyn (エディス滝)まで行くこのコースは美しい景色を誇ります。訪れるのに最適な時期は、より涼しくなる6月から9月です。また 予約は必須です。

運転の気分でないなら、もちろんAAT Kings や Venture Northなど地元カカドゥのツアーはダーウィンからたくさん出ています。またこれらの会社はダーウィンからキャサリンまでの日帰りツアーも扱っています。この場合丸1日の長いツアーになるでしょう!

 

知っておくべきこと

訪れるのに最適な時期: 季節に関してですが、ダーウィンの地元では夏や冬という捉え方はしません。その代わりに雨季や乾季という概念が存在します。観光客のピークシーズンをずらし、毎日午後に壮大な嵐を見たいのであれば11月から4月の雨季に訪れるのがいいでしょう。青空、穏やかな夜、そして暖かい日中がお好みでれば5月から10月までの乾季に訪れることをお勧めします。乾季には体験すべきノーザンテリトリーの素晴らしいイベントが満載です!

行き方: ダーウィン国際空港(DRW)はオーストラリア国内拠点やデンパサール、シンガポールやクアラルンプールなどの国際的な都市とも頻繁にフライトがあります。空港から街まで24時間のシャトルサービスやタクシーオプションもあります。急いでないのなら、ザ・ガン列車もダーウィン北部と南オーストラリアのアデレードを繋いでいます。またロードトリップに最適な素晴らしい セルフドライブ・ルートもあり、アイコニックなノーザンテリトリーの景色を楽しむことができます!

交通手段: 街にいるのであれば、ダーウィンでの交通手段は簡単です。街のほとんどの場所は徒歩でいけるくらい小さいです。また平坦な地形のため自転車も人気です。しかしヘルメットの着用を忘れないようにしましょう!多くのホステルやホテルが自転車レンタルを行っています。足を疲れさせることなくダーウィンを探索したいのであれば、街のたくさんある観光スポットへ行く観光バスのHop On Hop Off Darwin Explorer が最適です。

パスと許可: ダーウィンから冒険にでる場合、嬉しいのはトップエンドのほとんどの自然公園が無料であるということです。しかしカカドゥでは入場料を払う必要があります。価格設定は季節にもよりますが100%の収入が公園に投資されます。キャンプ手数料は一般的にどの公園でもかかります。アボリジニーの土地を旅行する場合、入場許可が必要となります。Northern Land Council や Tiwi Land Councilに連絡してください。

計画を立てる: ダーウィンは一般的に暖かいというよりも暑いため、夏用の装備と日焼け対策はマストです。夜には薄いジャンパーが必要になるかもしれません。街から探索に出かける場合、事前に計画を立てましょう。日焼け止めを持って行き、虫除けやたくさんの水を持って行きましょう!燃料を買いだめしましょう!地図を見ましょう!Secure NTで火事、洪水など災害がないか確認しましょう!衛星携帯電話やUHFラジオを借りましょう!旅程について地元の人々と話しましょう!あなたの行き先、いつ帰ってくるのかを知人に知らせましょう!また歩きやすい靴を買いましょう!

安全: トップエンドの水辺では、クロコダイルに常時注意しましょう。また指定エリアでのみ遊泳するようにし、クロコダイルに気をつけましょう。

次にどこに行く?: ダーウィンの全ての観光地を巡りましたか?リッチフィールド国立公園、キャサリン、カカドゥなどの周辺地域も探索するようにしましょう。またノーザンテリトリーへの旅行はウルルやキングスキャニオンが探索できるアリススプリングスへの旅なしでは語れません。ダーウィンからアリススプリングス空港まで毎日フライトがでています。もしくは有名なガン列車で美しいルートを利用してもいいでしょう。