カカドゥ、ウルル、ワタルカ、キャサリンなどのロックアート遺跡を訪れ、ドリームタイムを垣間見ながら、4万年前の古代文化に触れてみましょう。
ノーザンテリトリーはアボリジナルのロックアートが豊富で、中央オーストラリアからトップエンドまで、古代のアートサイトがたくさんあります。
多くの場所には解説板があり、これらの魅力的な絵や図面、ペトログリフ（岩面彫刻）にまつわるドリームタイムの物語が語られています。しかし、地元の先住民ガイドが同行するツアーに参加すれば、5万年以上前にさかのぼる世界最古の生きた文化の1つについて洞察することができます。
中央オーストラリア
イースト・マクドネル山脈には、魅力的なロックアート・サイトがあります。エミリー・ギャップ（Emily Gaps）とジェシー・ギャップ（Jessie Gaps）にあるアボリジナルの絵は、東アレンテ族にとって重要な精神的拠り所となっています。少し東に行くとンダラ渓谷（N'Dhala Gorge）があり、ここには6000以上の古代の彫刻、アートサイト、シェルターがあります。ここでは、最も古いペトログリフは1万年前のものと考えられています。
西マクドネル山脈（West MacDonnell Ranges）では、ウォレス・ロックホール（Wallace Rockhole）とトノララ（Tnorala）保護区（Gosse Bluff）でロックアートの遺跡を見ることができます。アリス・スプリングス（Alice Springs）の南では、エワニンガ・ロック・カービング（Ewaninga Rock Carvings）保護区で天然の砂岩ギャラリーを散策したり、レインボー・バレー（Rainbow Valley）保護区でペトログリフや絵画を見つけたりすることができます。
トップエンド
カカドゥとアーネム・ランドでは、壮大なロックアートの遺跡を見ることができます。ウビア（Ubirr）とノーランジー・ロック（Nourlangie Rock）がおそらく最も有名な2つでしょう。ここのロックアートは簡単にアクセスでき、規模も大きく、数も豊富です。ノーランジー・ロック（Nourlangie Rock）では、ナマーゴンやライトニングマンなどの有名な絵を見ることができ、ウビア（Ubirr）ではパークレンジャーの無料トークに参加して、古代のロックアートについて学びましょう。ワラジャン・アボリジニ文化センター（Warradjan Aboriginal Cultural Centre）やボワリ・ビジター・センター（Bowali Visitor Centre）でも、さらに詳しい情報を得ることができます。
さらにアーネム・ランド（Arnhem Land）のボラダイル山（Mount Borradaile）へのサファリ・ツアーに参加すれば、ここで見られる大きなギャラリーを見学できる数少ない特権にありつけますし、ガンバランヤ（Oenpelli）のインジャラク・ヒル（Injalak Hill）にある素晴らしい岩絵の遺跡へのツアーに参加すれば、その壮大さを実感できるでしょう。
