カカドゥとアーネムランドの氾濫原や河川、岩の多い自然の中を歩きましょう。この地域には、数えきれない動物と、2000種を超える植物が生息しています。
自然のままの美しい川が流れる世界遺産の国立公園には、280種以上の野鳥類が生息しています。平原やビラボンから険しい石だらけの道まで、カカドゥとアーネムランドの土地にはオーストラリアの哺乳類の約5分の1が暮らしており、2000種以上の植物を見つけることが出来ます。
ウェットとドライ
世界にも広く知られるカカドゥ国立公園の生物多様性に触れてみましょう。雨季には、平原の高さが増して荘厳な色彩と野生動物の光景を作り出します。乾季には、マムカラ湿地などで野鳥達が飛び回ります。
特別に作られた鳥見小屋からは、何千もの渡り鳥マグパイが群れる姿が見られます。ボードウォークを歩いて、平原に向かいホームビラボンにある観測所からトサカレンカク、イーグレットやジャビルが見られます。
ビラボン文化
カカドゥにはビラボンがたくさんあります。最も有名なのはイエロー・ウォーターです。ボートクルーズに乗って、ピンク睡蓮のあいまに隠れている巨大なクロコダイルを見つけたり、川岸に繁るパンダナス(タコノキ)やペーパーバークを見てみましょう。ビラボンの動植物がいかにビンニ族 / ムンゴイ族の生活様式を何千年もの間支えてきたかを地元のガイドから聞くこともできます。
ストーンフリー
荒々しいカカドゥが接するのはアーンムランドの荒野で、登山者にとって素晴らしいハイキング・トレイルの宝庫です。この岩場の風景は北部のウビアから南部のノーランジーまで伸びており、古代アボリジナルのロックアートが点在しています。
この険しい地形には、この地域のアリ塚に卵を産むヒスイオウム(Fooded Parrot)のような独特な鳥類やクロワラルーとジャイアント・ケーブゲッコー(洞窟ヤモリ)なども見られます。