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バークリー・テーブルランドの中央に位置するテナントクリークは、オーストラリアのアウトバックの真の体験ができる場所です。

テナントクリークはノーザンテリトリーの最も有名な観光地の中間に位置しているので、一般的には夜を越すための一時停車ポイントとして利用されます。

たくさんの快適な宿泊施設があり、この歴史に富んだ地域を探索する日帰り旅行やツアーもたくさんあります。

重要な事実

  • 1860年頃にOverland Telegraph Line(大陸横断電信線)ステーションとして開発されたテナントクリークの人口は、ゴールドラッシュの1930年代に爆発的に増加しました。今日でのテナントクリークの主要産業は観光です。
  • テナントクリークは第二次世界大戦中には軍隊、供給物資、軍の病院の基地として重要な場所でした。
  • テナントクリークから北へ4時間の所にあるDaly Watersには世界で最も人里離れた信号機があります。次の信号機までに500kmはあります。
  • オーストラリアの「ハート・オブ・ゴールド」というあだ名のテナントクリークはかつてオーストラリアで3番目に豊かな金鉱の街でした。
  • テナントクリークは オーストラリアで最大の地震が計測された場所です。それは 1988年でマグニチュード6.6でした。心配する必要はありません、 オーストラリアの地殻変動プレートの真ん中に位置しているので、オーストラリアで地震は非常に稀です。

以下が4つの必見スポット、トップツアー、自身で行く旅行とテナントクリークでするべきことについてのたくさんの情報です。

4つの必見スポット

カール・カール(デビルズ・マーブルズ)

デビルズ・マーブルズはノーザンテリトリーで必見の岩の層です。地元ワルムング族のアボリジニの言語ではカール・カールとして知られており、この岩はアボリジニードリームタイムの伝統で重要な神とされている 虹蛇の化石化した卵であると信じられています。最大で6mにも及ぶ花崗岩が太陽の光で赤く輝いていたのが日の出、日の入りで色合いが変わっていきます。

ではこのデビルズ・マーブルはどこにあるのでしょうか?テナントクリークからたった1時間南下するだけで到着します。

メアリー・アン湖

Tingkkarli/メアリー・アン湖はテナントクリークを5km北上した所にある大きなオアシスです。Tingkkarli ではピクニックやもちろん景観を楽しむなど、地元を知るには最適な場所です。またここは人口の湖であるため、水泳、魚釣り、カヌーを年中安全に楽しむことができます。日焼け止めや帽子を忘れないようにしましょう。

Kunjarra/The Pebbles

テナントクリークから15km北上した所にある Kunjarra/The Pebblesは神話と伝説に囲まれた自然の岩の層です。Kunjarra/The Pebblesはワルムングのアボリジニの人々によってデビルズ・マーブルと関連がある、たくさんのダンスや癒しの儀式が伝統的に行われてきた神聖な場所であると考えられています。

この場所は先住民にとって重要な場所であるので、旅行者は岩の上に登らないように求められています。しかし素晴らしい景色を臨む場所はたくさんあります。二輪駆動車の使用でも問題はないですが、ここは6kmの舗装されていない道を行く必要があるので四輪駆動車の使用をお勧めします。

ニインカ・ニュニュ・アート・アンド・カルチャーセンター

ニインカ・ニュニュ・アート・アンド・カルチャーセンターにて地元アボリジニーの文化について知ることなしにテナントクリークへの旅は語れません。2003年にオープンしたニインカ・ニュニュは地元アボリジニーの人々によって所有、運営されており、ツアーではワルムング族の文化の今と昔について旅行者に説明しています。街の真ん中に位置しており、インタラクティブな展示、ユニークなアート作品、伝統的なストーリーテリングに魅了されることでしょう。

トップツアー

バッテリー・ヒル・マイニング・センター

テナントクリークの街から2km以内にバッテリー・ヒル・マイニング・センターはあります。ここは1930年代には鉱山でしたが現在は観光インフォメーションセンターになっています。Underground Mine TourやGold Stamp Battery Tourなどテナントクリークを形作った産業に関して知ることができるたくさんのツアーがあります。

バッテリー・ヒルでは田舎街やうねるようなハネムーン山脈に囲まれた美しい景色を眺めることができ、採掘したものは全て保存しておく場所であるゴールドパニングステーションではノーザンテリトリーの「ハート・オブ・ゴールド」で一攫千金当てることができるチャンスがあるかもしれません。

テナントクリーク・テレグラフ・ステーション

テナントクリークの街は1800年代半ばに電信局として発展していき、当時の建物のいくつかは今でも残っています。街の北12km辺りにテナントクリーク・テレグラフ・ステーションはあり、現在でもこの街では重要な役割を担っています。

ガイドなしでの散策でもオーストラリアのアウトバックの歴史上でこの電信局が果たした重要な役割について学ぶことができます。信じられないかもしれませんが、これがノーザンテリトリーとその住人の信頼できる性格を表しているのでしょう、テレグラフ・ステーションの鍵は Battery Hill Mining Centreで貸し出し中です– 鍵を取りに行くだけです!

ケリーズランチ

ノーザンテリトリーから帰途に着く際には写真、お土産、生涯の思い出話など持ち帰ることでしょう。真のアウトバックスキルを持ち帰ってみてはいかがでしょう?ケリーズランチでは乗馬、牛の扱い、その他のアウトバックで不可欠なスキルなど牧歌的な才能を磨くチャンスがあります。

アボリジナルオーストラリア人で伝統的な所有者であるオーナーJerry Kellyはこの土地で暮らし牧歌的生活の全てに精通しています。最高レベルのスキルを既にお持ちですか?それならただくつろいで、真のノーザンテリトリーの話を聞きながら地元のブッシュタッカーやビリー茶を楽しむのもいいでしょう。

個人で旅行する

ノーザンテリトリーのツアー会社は最高レベルですが、自身で切り開くスリルも捨てがたいですよね。ノーザンテリトリーの中心にあるテナントクリークでは自分自身で周辺地域まで足を伸ばすことができるオプションがいくつかあります。

Iytwelepenty/ダベンポート山脈国立公園

テナントクリークの東南に向かうのであれば ダベンポート国立公園は必見です。

ここでは人里離れたウォーターホールや曲がりくねった散策路、ノーザンテリトリーでしか味わうことのできない輝く星空などを楽しむことができます。

ダベンポート山脈は静かで美しいですがノーザンテリトリーでも険しい場所です。そのため4WDが必要となるでしょう。しかしこれも楽しみの一つです!様々なコースがたくさんありますが4WDで最終目的地に到着できるか地元で確認してください。また特にFrew River Loopでは高いダイビングスキルが必要とされます。

ここにはこの地域が果たした役割を示す重要なオーストラリアの牧場の遺産がたくさんあります。またOld Police Station Waterholeは人里離れたスイミングホールであり、年中利用可能な涼しい場所です。

ダベンポート山脈国立公園の魅力の一つは孤立感です。ということは燃料タンク、たくさんの水、食べ物、キャンプ用具などあなたが必要な物全てを持っていく必要があります。衛星携帯電話のような通信デバイスを持っていくのをお勧めします。ここには通常の携帯電話の電波は届きません。

マタランカ温泉

テナントクリークからトップエンドに向かって北上する場合に最適のロードトリップはこれです。ピクニック用のランチを用意してStuart Highwayに向かいましょう。最初の停車ポイントですか?テナントクリークから北へ4時間の所にあるDaly Waters Pub です。ここは、旅の途中で休憩するのに最適な飲み屋です。このDaly Waters Pubは元々1930年に建てられ、お腹を空かせた旅行者、寝床を求める旅行者、喉の渇きを癒しに来る旅行者をもてなしてきました。このパブは今でこそよりモダンになり年中Wi-Fi利用可能、また乾季には毎晩ライブ音楽が聞けるスポットとなりましたが、ノーザンテリトリーの古き良きおもてなしを受けることができるのは間違いなしです。より楽しみたいのであれば自身のキャラバンやテントを持っていく場合、持っていかない場合関係なく、たくさんの宿泊施設オプションがあります。

Daly Watersから北へ2時間の所には 、エルジー国立公園があり、ここには有名な マタランカビター温泉 があります。どちらも人里離れたスイミングスポット、地熱温泉がたくさんあります。お湯にゆっくり入って日頃の疲れを癒したら、ピクニックバスケットを持って出かけるのもいいですね。また万が一買い足しが必要であってもスーパーマーケットや便利なカフェもあります。ここから北へ1時間行くとキャサリンに着きます。しかしここでゆっくり温水に浸かって泊まりたい場合は、心配しないでください、キャンプ場や宿泊施設はたくさんあります。

知っておくべきこと

訪問するのに最適な時期: テナントクリークには 雨季と乾季の両方があります。しかし北部地域ほど雨季に雨は降りません。年中青空が見え、星空も見えます。11月から3月にかけてはより暑く、降水確率は上がるでしょう。一方で4月から10月にかけてはより涼しい昼夜が望めます。冬に訪問する予定であれば暖かい服を持って行きましょう。

行き方: テナントクリークへの旅行者のほとんどが街の位置上、車で訪れますが別のオプションもあります。アリススプリングとダーウィンを繋ぐグレイハウンド・バスサービス がテナントクリークに1時間ほど停車します。また ザ・ガン 列車も通っており要望があれば停車します。しかし停車は深夜あたりになる傾向があり、次の列車は数日後に来ます。Air North のフライトはダーウィン、キャサリン、またアリススプリングスから運行していますがこれも不定期です。

交通手段: テナントクリークでは徒歩でも可能ですが、たくさんの観光地を巡るにはご自身の車が必要です。

パスと許可: ノーザンテリトリーでは全域に言えることですが、特定のエリアに入る際、またカヌーやキャンプを行う際には許可が必要であるかどうか確認してください。Central Land Council site にアクセスして詳細を確認しましょう。

計画を立てる: 長旅のご予定ならたくさんの水や衛星携帯電話のような通信デバイスを持って行きましょう。普通の携帯電話は街を出ると電波が届きません。特に主要道路を利用しない場合には、出発時に宿泊した施設にあなたの行き先を伝えるようにしましょう。

安全: テナントクリークの天気は トップエンドに比べはるかに乾燥しています。洪水や旅が中止になることは少ないでしょう。

次はどこに行く?: テナントクリークはアリススプリングスとダーウィンの中間にあるので旅を続けるにはいくつかのオプションがあります。テナントクリークから北へ7時間行くとキャサリン、キャサリン渓谷、ニトミルク国立公園があり、ダーウィンへ行く途中に寄るのに最適です。また南へ4時間行くとアリススプリングスがあります。オーストラリアのレッドセンターでのドライブも後半に差し掛かっているということになります。